成人を祝う儀礼は古くからあって、男子には元服・褌祝い、女子には裳着・結髪などがありました。戦後、これらが形を変えて、地元の成人があつまって式をおこなうようになってきたようです。
1948年に公布・施行された祝日法により、「おとなになったことを自覚し、みずから生きぬこうとする青年を祝いはげます」の趣旨のもと、翌年から1月15日を成人の日として制定しました。それ以降、ほとんどの地方で成人式はこの日に行われるようになりましたが、1998年の祝日法改正(通称:ハッピーマンデー法)に伴って、2000年より成人の日は1月第2月曜日へ移動しています。また、多くの人が出席できるように正月や前の年のお盆に行うに成人式を開く地方自治体もあるようです。
成人式の参加対象となる成人は、前年の「成人の日」の翌日からその年の「成人の日」までに誕生日を迎える人を祝う日となっています。しかし、最近は前年の4月2日からその年の4月1日に成人する人を式典参加の対象にするようになってきています。
成人式は振り袖や袴など着物を着て、お祝いをおこなうことが多いと思われますが、近年では街の写真館等でもレンタル用の着物を用意してあるところが増えてきております。お近くの写真館に問い合わせてみてください。当日はどこの写真館でも混雑が予想されますので、お早めに御予約されることをおすすめします。